
余波が魔晶城の建造物を破壊し、倒壊させていく
余波だけで、だ
ウルクの躯体が地に打ちつけられれば、その周囲一帯に甚大な被害が出ていた
「如何な理由とて、いまここでエベルと戦うのは得策ではありませんよ」 声に振り向けば、三体の真躯が歩み寄ってくるところだった
先頭を歩むのは、ワールドガーディアンで、後に続く炎のような真躯がフレイムコーラー、双戟の真躯がデュアルブレイドだろう
「フェイルリングさん……」「セツナ殿
貴殿も知ってのことと存ずるが、エベルはミエンディアが召喚した皇神の中でもナリアと並び、二大神と呼ばれ、恐れられた神の一柱
その力は、ナリア以外の神々が力を結集して、ようやく拮抗できるほどに強力であり、絶大
あなたも好きかも:綾小路いつか パチンコいかに黒き矛といえど、魔王の杖といえど、対抗することも困難なはず」「しかし、エベルを斃せないようでは、獅子神皇を討ち滅ぼすことなんて夢のまた夢」 とはいったものの、いまここでエベルが斃せるとは想ってもいなかった
あなたも好きかも:トランプ オンラインゲームセツナは、ウルクが心配なだけなのだ
あなたも好きかも:はいふり パチンコ はるかぜ場所ウルクを確保することができれば、フェイルリングの忠告に従うことだってやぶさかではない
ただ、それができるかどうかといえば、難しいといわざるを得ない
ウルクは、ミドガルドの指示に従っているようなのだ
いまのウルクがセツナのいうことを聞いてくれるか、聞いてくれたとして、ミドガルドがそれに納得するかどうかという問題がある
「それも事実でしょう
ですが、だからといって勇み足に無謀を挑み、無為無策に命を落とすことなどあってはならない
貴殿は、この世界の将来のためにも必要不可欠な存在なのですから」「ウルクを放っておけ、と?」「そうはいっていません
ウルク殿も連れて、逃げるべきだと」「逃げる? ありえんな」 口を挟んできたのは、案の定、ミドガルドだった
「あなたは……」「ミドガルドさん……」「ようやく時が満ちた